パンって、どう思います?

どう思います?と聞いておいて、もう画像で「残念」って言っちゃいましたが、本日はとっても身近な食品であるパンがいかに残念なのか、詳しくご紹介します。

食べないだけで奇跡が起きる!?脱パンのメリット

パンの問題点を詳しく紹介していく前に、パンを辞めるとどんなメリットがあるのか先にご紹介したいと思います。そのメリットを知ったうえでデメリットにも目を向けたほうが、パンを食べたほうが良いのかどうか、とってもわかりやすいですよね?では、メリットは以下の通りです。

  • 疲れにくくなる
  • 原因の良くわからない慢性的な体調不良がなくなる
  • アレルギーが改善する
  • メンタルが落ち着く
  • ダイエットに成功する
  • ぼーっとしていた頭が冴える
  • 腸内環境が良くなって便秘解消できる

パンのデメリットとは?

では次に、パンを食べることによるデメリットを並べ、続いて解説していきます。

  • グルテンがあらゆる体調不良の原因である可能性がある
  • 血糖値を急激に上昇&下降させる「血糖値スパイク」
  • 血糖値スパイクによる血管の損傷
  • 動脈硬化
  • 糖尿病
  • メンタルの不安定化
  • 糖化による老化の加速
  • グルテン依存症

グルテンがあらゆる体調不良の原因に?

パンに含まれる小麦のグルテンが悪いという話は有名ですが、小麦なんて日本でも世界中でも大昔から主食として食べられていたのだから、身体に悪いはずがないのでは?と思う方も多いかもしれません。

ところが、今私たちが食べている小麦には、度重なる品種改良、遺伝子工学の発達、遺伝子組み換えなどにより、ほんの数十年前の小麦よりもグルテンが40倍も多いと言われています。粘度の高いグルテンがそれだけ多ければ、腸の中で腸絨毛にくっついて、いかにも悪さをしそうですよね。グルテンが原因で引き起こされる症状には以下のようなものがあります。

セリアック病

自己免疫疾患のひとつで、グルテンが小腸の内壁を破壊してしまうため、栄養素を吸収できなくなってしまいます。そして、以下のような症状を引き起こします。

  • 下痢
  • 体重減少
  • 栄養失調

リーキーガット症候群

グルテンにより腸の粘膜の細胞が炎症で破損し、細胞と細胞の隙間から菌や未消化の食物が漏れ出してしまう状態を指します。本来血液循環されることのない成分が漏れ出し、身体を巡り炎症を起こし、あらゆる症状を引き起こしてしまいます。プロテニスのジョコビッチ選手が患って有名になりました。今は克服されたそうです。

グルテン過敏症

セリアック病やリーキーガット症候群でなくとも、過敏症で以下のような症状が出る方もいます。

  • 腹痛
  • 頭痛
  • 倦怠感
  • 下痢
  • 関節痛
  • 腹部膨満

弊害のオンパレード!血糖値の乱高下

血糖値スパイクが引き起こす様々な病気

小麦、白米、白砂糖といったような、真っ白く精製された単純炭水化物は即座に吸収され、血糖値を急激に上昇させます。すると、それを抑制するためにインスリンが大量に分泌されますが、今度はその大量のインスリンが急激に血糖値を下げすぎてしまい、低血糖状態になってしまいます。この血糖値の乱高下を「血糖値スパイク」とも呼びますが、食後に以下のような症状が出る場合は要注意です。

  • 眠気
  • だるさ
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 倦怠感
  • 脱力感
  • メンタルが不安定になる
  • すぐにまたお腹が空く

食後にちょっと眠くなるぐらい普通のことじゃないかと思うかもしれませんが、血管の中では血糖値が上がったり下がったり大騒ぎしているわけですから、その負担は当然大きなものです。そして繰り返し血管を傷つければやがて動脈硬化を起こし、以下のような病気のもととなります。

  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 脳卒中
  • 脳梗塞
  • 糖尿病

糖化により老化を加速させる

急激な血糖値の上昇とはつまり血中に糖があふれ出す状態ですが、この時、糖とタンパク質や脂質が熱によって結びつくことで「糖化」が起こります。AGE(終末糖化物質)とも呼ばれますが、こんがり焼かれたトーストやステーキの茶色い焦げと言えばイメージしやすいでしょう。この糖化は、酸化と並ぶ代表的な老化の原因です。

  • 見た目が老ける
  • シワが増える
  • 肌がたるむ
  • 皮膚の色が悪くなる
  • 血管の老化による動脈硬化
  • 血管・肝臓・筋肉の炎症

まさか?あなたもグルテン依存症かも知れない

依存症と聞くと怖いイメージで、まさか自分には関係ないと思う方も多いかも知れませんが、パンをはじめどこにでも身近にある精製された原材料を使用している食品全般には、麻薬的な依存性があります。特にグルテンには「エクソルフィン」というモルヒネに似た成分があり、依存性を高めるとも言われています。

おわりに

今回紹介しきれませんでしたが、パンには他にも頭がぼーっとするブレインフォグや健忘症などのデメリットもあります。ただ、ここまで読んで下さった方ならわかると思いますが、グルテンに対して問題のない体質である場合、血糖値スパイクさえ回避すれば、まだパンを楽しむ余地は残されていることに気づきますよね。同じパンでも、全粒粉や全粒ライ麦など、食物繊維やビタミン・ミネラルを豊富に含んだものを主食に選ぶことで、多くの健康リスクから逃れられます。真っ白い主食を避けて、So Healthy!また会いましょう!

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