コンビニ飯はやっぱり危険?

色とりどりの美味しそうなメニューが並び、安くて便利なコンビニを、一切利用しません!という人は中々いませんよね。でも、コンビニ弁当ばかり食べているとダメですよ!とも良く言われます。今回は、いくつかのポイントに分けて、コンビニ飯の賛否を徹底検証してみたいと思います!

まずはやっぱり食品添加物

世間の健康意識が高まったこともあり、十数年前に比べたら食品添加物の使用もだいぶ減ったと聞きますが、実際のところはどうなのでしょうか?

食品添加物のメリットとデメリット

<メリット>
・安全性を高め、食中毒防止に役立つ
・保存期間が長くなる
・少量の使用で調味や加工がしやすくなる
・栄養価補給
・品質と価格が安定する

<デメリット>
・安全性に関するエビデンス不足
・表記義務など規則面での問題点
・偏った栄養過多を招く恐れ
・味覚障害などへの懸念

メリットについては総合して「便利だ」ということに尽きると思いますが、気になるのはデメリットのほうです。日本国外では発がん性などが指摘されて禁止されている添加物が国内では使用されていたり、原材料表記のルールとして良く問題視されるのは、例えば原材料に含まれる調味料を作るための原材料の原材料(ややこしいですね💦)については表記しなくても良いといったことがあります。栄養過多は特に糖質・脂質・塩分などの摂り過ぎに気付きにくいのが怖いですし、濃くて人工的な味付けに慣れてしまい、ちゃんとしたお料理の味が楽しめなくなってしまうといった心配もあります。

不安しかない栄養バランス

コンビニ弁当ばかりじゃダメ!と言われる最たる所以は栄養バランスですね。ぱっと見ればもうわかるかとも思いますが、コンビニ飯で不足しがちなものと言えばやはり食物繊維、ビタミン、ミネラルですが、一方で摂取を避けたい食品もあります。

コンビニ商品で注意したい点

  • 酸化した弁当メニューの揚げ物の油
  • 同じく酸化した店頭商品の油
  • ハム・ソーセージなど加工肉や加工食品
  • 菓子パン類に含まれるトランス脂肪酸
  • 全般的に使用されている正体不明の植物油脂
  • キシリトールやソルビトールを除く人工甘味料
  • 主食は白く精製された単純炭水化物が殆ど

食品の大量廃棄も気になりますね

恵方巻の季節などになると、大量に商品が余っている写真がSNSに良く投稿されたりしていますよね。ただし、コンビニの食品廃棄問題は、一概にコンビニだけが悪いとも言えない事情があるように思えます。

食品廃棄が減らない様々な理由とは?

  • 欠品へのクレームリスクから、仕入れ量を減らしにくい
  • 売上を左右するため、常に陳列棚を綺麗に埋めなければならない
  • 陳列された商品を奥の新しいものから取るお客さんが少なくない
  • 陳列前の新しい商品を買い求めるお客さんも少なくない
  • 安全性を重視するため、販売可能期間が極めて短い

コンビニには1/3ルールという厳しい基準があり、製造から消費期限までを3分割して、消費期限手前1/3の時点で廃棄処分としています。つまり陳列棚に並んでいるものは全て、まだまだ消費期限まで余裕があり新鮮な商品なのですが、「手前のものは古い」と考える人も多いようです。

まとめ

安全性を重視しているという点においてコンビニ飯は大変優秀と言えますが、やはり栄養素、原材料、調味料を含めた食品添加物の面では、注意して選んで利用する必要があります。また、常に新鮮で種類も豊富な商品が揃っているのが当然だと思ってしまう人が多いことを、もう少し切実に考える必要があるように感じます。必要な時に必要なものだけを買って食べるという、一見当たり前のことを、もっと多くの人が実現できたら良いですよね!

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