食品添加物のOKとNGを知っておこう!

食の安全と健康に気遣う皆さんなら、なるべく食品添加物を避けたいと考えている方も多いことでしょう。しかし「コンビニ飯はやっぱり危険?」でもお伝えした通り、腐敗防止などの観点から、必要かつ安全とされている食品添加物もあり、一概に全部がダメと言い切ることはできません。そこで、今日はOKな食品添加物とNGな食品添加物を見分けるコツをお伝えしたいと思います。

食品添加物の基本をおさらい

まず食品添加物とひとことで言っても、大分類として指定添加物と呼ばれる「合成」と、それ以外の既存添加物と呼ばれる「天然」があります。「合成」のほうは自然界に存在しない化学合成物質であり、安全性に不安を抱く方も多いと思いますが、実は「天然」のほうも安心はできません。

「天然」なのにどうして安心できないの?

原料は植物、海藻、最近話題の昆虫、細菌、鉱物類などですが、食品として人々が活用した歴史のないものもありますので、体内に取り込んで本当に大丈夫なのかどうかはわかりません。故に天然添加物の中にも、動物実験で発がん性が認められ使用禁止になったものもあります。

では「合成」はもっとヤバいのでは!?

自然界に存在しない化学合成添加物は、人体にとっては不自然な異物ですので、分解されにくく体内に残留・蓄積され、がんをはじめとする発病の元となったり、遺伝子などに影響を与えるものもあります。ただし、ビタミン類やアルギン酸ナトリウムなど、中には自然界に存在する物質を真似たりして合成されたものもあり、それらは比較的安全と言えます。

用途名や一括名に要注意!

保存料、防カビ剤、発色剤、着色料、甘味料、漂白剤、酸化防止剤、糊料(増粘剤、ゲル化剤、安定剤)といった、物質名ではなく用途名で記載されているものの中には要注意物質が多いです。また、酸味料、調味料、香料、pH調整剤、膨張剤、乳化剤、イーストフード、かんすい、ガムベース、チューインガム軟化剤、豆腐用凝固剤、苦味料、光沢剤などは「一括名表示」が認められており、実際に何が何種類使用されているのか知る術がないため、危険性の判断が不可能な領域です。商品パッケージ裏の表示をよく見ると「調味料(アミノ酸等)」などと書かれているのを目にすると思いますが、この「等」がキモというわけです。

危険な添加物が表示されないケースも!

食品表示表にいくら目を凝らしても、絶対に読み取ることのできない危険物質が含まれている可能性もゼロではありません。それは、製造過程で補助的に使用され、食品には残留しないとされているものや、商品の原材料の原材料に含まれる添加物については表示免除がされているからです。例えば、手元の商品の成分表示表に「原材料:うるち米、しょうゆ、砂糖…」などと書かれていた場合、うるち米は食材ですが、「しょうゆ」に仮に毒性の高い添加物が使用されていたとしても、追跡できません。

どないせえっちゅうねん…

完璧を目指しても無理ゲーすぎる

毒性の高い危険な添加物を知らず知らずのうちに食べていたらどうしよう…と怖くなった方もいると思いますが、まず心掛けるべきことは、食品添加物が多く含まれる加工品、インスタント食品、加工調味料の過剰摂取や常食を避け、解毒作用のある食材選び、免疫力と自然治癒力を高める食事のチョイスをすることです。それは、添加物をはじめとする食品から受け得るリスクに対してのみならず、あらゆる環境汚染に対して、そして自身のメンタルヘルスの向上など、あらゆることに役立ちます。そして、最も手軽に劇的に、日常の食卓をヘルシーにチェンジさせることが可能なのが、主食を酵素玄米に変えること!まずはそこからはじめませんか?So Healthy!

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